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2009年6月25日 (木)

不可逆

就職を考えていると、ふと10年後の自分はどうしているだろうかって思う。幸せかどうかじゃなくて、今のように夢があるのかと。

答えはハッキリ、NO。どんなに楽しい職場に勤めてても、希望や夢は確実に今ほどはないはず。

これは当たり前、いまはどの職業にもなれる「可能性」があるからな。

そこで思ったこと。

‘人は可能性を消費して生きる’ パチパチパチ

たとえば幼いころ、自分は男なんだと知った瞬間、女としての人生の可能性が全くなくなったことになる。

選択することも同じ。2つのうちどちらかを選択するとき、どちらかを決定した瞬間もう片方を失う。

子供のころ、なんとなくこの世界が希望に満ちていたのは、可能性があったから。サンタさんだっていたし、幽霊でさえ存在しえた。仮にその可能性を「太さ」と表現するなら、自分が通った跡は見るもむなしい細い線となっていく。あんなに楽しい想像を膨らませたのに、事実はたった一つだけ、知ってしまえばそれ以外の何ものでもなくなってしまう。

生まれた瞬間の可能性ポテンシャルを100とすれば、ゼンマイのおもちゃのようにそれを消費して、ついに0になる。

問1 本当に知識は人を豊かにするのだろうか。豊かだったのは何でもありの無知だった時代なのではないか。

ビートたけしがこの前クイズ番組の回答コーナーの締めくくりに、「すべての多角形の外角の和は360度!これでまたひとつ頭が固くなりましたね」と言った。

シュレディンガーの猫のように知る事によって世界が変質してしまうなら、知ることは恐怖でさえある。

あなたの目の前に伏せてあるカードをめくった瞬間、残念ながら、あなたはまたひとつ可能性を失ったことになる。

 

嫌やな、こういう話。

答→なら書くな。

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